川崎市殺傷事件で問題に…61万人“中高年引きこもり”の実態

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 川崎市の無差別殺傷事件を起こした岩崎隆一容疑者(51)。長期間定職に就かず引きこもり状態だったため、改めて「中高年の引きこもり」問題に注目が集まっている。

 内閣府は昨年、中高年(40~64歳)の引きこもり実態調査を実施。今年3月に公表した結果によると、定職がなく、ほとんど外出しない「引きこもり状態」の中高年は推計61万人超もいる。

 中高年の引きこもりはいったい、どんなタイプの人間が多いのか。事件の残酷さが報道でクローズアップされ、中高年の引きこもりは社会不適合者で、社会に恨みを持つ攻撃的なイメージが広がっているが、意外にも実際は違うらしい。

 特定非営利活動法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」が40~60代前半で引きこもり状態にある人に対し行った質問調査によると、回答の過半数が「正規雇用歴あり」だった。中高年の引きこもりが増加する背景に「家族や本人の病気、親の介護、離職(リストラ)、経済的困窮、人間関係の孤立など」があるとしている。親の介護で仕事ができず、引きこもり状態になっているケースもあるということだ。「大人の引きこもり」(講談社現代新書)の著書があるジャーナリストの池上正樹氏はこう言う。

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