山本伸
著者のコラム一覧
山本伸株式評論家

1962年生まれ。マネーリサーチ代表、経済情報誌「羅針儀」主宰。1985年より株式評論家として、金融情報に関する執筆活動および講演活動など幅広く活躍。アベノミクス相場では推奨銘柄の3倍高を連発させ、マーケットの注目を集めた。講演会は常に満員御礼。ファンの中には、2000万円の資産を15億円にしたツワモノも。「山本伸の騰がる株100銘柄」(宝島社)など著書多数。

米中鈍感など旬の材料が三拍子揃う「日鉄ソリューションズ」

公開日: 更新日:

 大阪G20サミットまで残り2週間を切った。それにもかかわらず、中国の習近平主席は、(執筆時点で)出席するかどうかをまだ表明していない。当然、その際に米中首脳会談を開くかどうかも不明なままだ。

 トランプ大統領は米中首脳会談が開かれなければ、残りの中国製品2900億ドル分の全てに25%の制裁関税を課すと表明している。習主席が大阪G20に出席しなければ、株式市場は再び大荒れ必至である。

 そのリスクは株式相場にまだほとんど織り込まれていない。米国側が中国に対する追加関税やファーウェイへの輸出禁止などの制裁措置を次々と発動する中で、有力な制裁カードを持ち合わせていない中国側が、大阪G20への欠席や米中首脳会談を拒否することで起こるであろう株価の急落を米国に対する脅しとして採用している可能性すらある。

 そうした米中貿易戦争の一段の激化を想定してか、株式市場では内需の比率が高い「米中鈍感株」への資金シフトが静かに進んでいる。東証REIT(上場不動産投信)指数が3年ぶりの高値圏に上昇してきたことや、情報システムの構築を請け負うSI大手銘柄に年初来高値更新が続出中なのがそのいい例だ。

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