重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

2年早く…J.フロントのパルコ完全子会社化は高い買い物?

公開日: 更新日:

 ファッションビルの先駆、パルコが発行株の64・98%を握る親会社で、大丸・松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングの全面支配下に入る。J.フロントが2月17日まで実施するTOB(株式公開買い付け)を受け入れ、同社の完全子会社となる道を選ぶ。

 パルコは堤清二氏を総帥とするセゾングループの一角として1969年に1号店「池袋パルコ」を開業。斬新な広告戦略など巧みな情報発信でファッションに敏感な消費者の心を掴み、時代のトレンドをリードした。

 業績不振でセゾングループが解体された後の2001年からは森トラストが筆頭株主となったが再編を巡る思惑などから対立。一時はパルコの転換社債を引き受けた日本政策投資銀行やパルコの事前了解なく発行株の12%を取得したイオンをも巻き込んでの激しい経営権争奪戦に発展した。

 ただ12年3月に森トラストが保有株をJ.フロントに譲渡。同7~8月にパルコとの資本業務提携やパルコに対するTOBが相次ぎ実現し、J.フロントの連結子会社に組み込まれた。今回、これをさらに深掘りして同体化することについてパルコでは「J.フロント内でパルコとともに事業成長していこうという機運が高まったため」(牧山浩三社長)としている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「重要なのは人柄」社員に説得され重い腰を上げた創業者

  2. 2

    島根・丸山知事は東京でも堂々90分超 これぞザ・記者会見

  3. 3

    血税の官房機密費で返納か? 渦中の山田広報官に怨嗟の声

  4. 4

    菅首相長男らの違法接待で深まる謎…東北新社の正体とは?

  5. 5

    “鉄壁ガースー”どこが?東北新社「わからない」のテキトー

  6. 6

    高須院長の弁明 驚くほど愚かな人たちによる愚かな出来事

  7. 7

    コワモテ菅長男は陽キャ…令和おじさんモノマネが鉄板ネタ

  8. 8

    山田広報官バブリーな感覚 “ごっつぁん体質”でワイン好き

  9. 9

    身内調査は笑止千万 菅長男“ハレンチ接待”裏側と今後<上>

  10. 10

    デマ垂れ流し集団「大阪維新の会」の“ファクトチェック”

もっと見る