小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

三菱UFJは2074億円特損…3メガ海外出資案件に新たなリスク

公開日: 更新日:

 米国によるイラン・ソレイマニ司令官の殺害を機に緊張が高まる中東情勢。8日にはイランが米基地へミサイル攻撃を行うなど報復の応酬が危惧される中、世界の株式市場も急落する危険な状況に陥りつつある。

 こうした中、メガバンクが新たなリスクとして懸念し始めているのがグローバルネットワークの拡充策として積極的に進めてきた海外出資案件の減損リスクだ。

 年の瀬が迫った12月30日、三菱UFJフィナンシャル・グループは、昨年4月に子会社化したインドネシアの商業銀行「バンクダナモン」の株価が大幅に下落したため、2019年4~12月期連結決算に2074億円の特別損失を計上すると発表した。三菱UFJはバンクダナモンの普通株式の94・1%を保有している。

「バンクダナモンの株価が取得原価を50%以上下落したため、のれんの一括償却を行ったものだ。あくまで会計上の保守的な措置で、株価が回復すれば繰り戻し益が生じることになる」(銀行アナリスト)というが、年明け以降の中東情勢の緊迫化から株価が回復するかは予断を許さない。

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