姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。アジア・ビズ・フォーラム主宰。日刊ゲンダイでの連載などをもとに「ポストコロナと中国の世界観」(集広舎)。

日本企業も悲鳴 春節が明けても従業員が戻ってこない!

公開日: 更新日:

 店が開けられない――春節明けの中国で悲鳴が上がっている。当局の規制により人の移動が禁止され、帰省した従業員が帰ってこられない事態が起こっているのだ。

 工場の稼働も危ぶまれる。ホンダは武漢の四輪車工場の再開を14日以降に延期したが、問題はその先だ。人口1100万人といわれる武漢市からは、春節と新型肺炎の感染を恐れ、500万人が離れたといわれている。果たして従業員は戻ってくるのか。

 ホンダ系列の中国工場で総経理(社長)を務めた経験のあるAさんは「従業員は地元武漢市民とは限らない。武漢以外の地方出身者も多いが、感染を嫌ってほとんど戻ってこないのではないか」と話す。そうなると、一から人材を募集しなければならないが、「人材確保は絶望的」(Aさん)だ。

 中国で好調といわれている日本勢。ホンダは昨年、中国で156万台を生産、7年連続で過去最高を叩き出している。

 完成車メーカーの下には無数の部品メーカーが裾野を広げているが、「人材確保ができない下請けメーカーが続出するかもしれない。中国のサプライチェーンは大きく崩れてしまう」(Aさん)。

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