小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

ソフトバンクとKDDI急接近…浮上する統合話とそのハードル

公開日: 更新日:

 KDDIがスマホ料金の新プラン「povo(ポヴォ)」を発表し、通信4社の低価格プランが出揃った。KDDIの「povo」は、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」、ソフトバンクの「SoftBank on LINE」、楽天モバイルの「UN-LIMIT V」よりも500円安い出血大サービスの月額2480円。ただし、他社にある国内音声通話の“かけ放題”サービスは基本料金に含まれていない。「KDDIでドコモやソフトバンク並みに通話を1回5分まで無料とするためには月500円のオプション料金がかかる。結局、その部分を加味すると4社は同じ料金で横並びとなった」(ITアナリスト)といわれる。

 そもそも携帯料金の値下げは、菅政権の看板施策のひとつで、武田良太総務相の圧力に屈する形で通信4社が足並みを揃えた格好だ。なかでも最後まで抵抗したのがKDDIで、昨年11月には高橋誠社長が「国に携帯料金を決める権利はない」と経済紙のインタビューに答えたほどだ。「この高橋氏の主張は正論だし、KDDIは、この発言の直前の10月末に傘下の格安ブランドで低料金プランの導入を発表していた」(前出のITアナリスト)という。だが、主力ブランドで料金を引き下げなければ意味がないというのが菅政権の考えで、KDDIの格安ブランド引き下げでは答えになっていないということだった。

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