重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

パーク24は赤字幅が拡大へ コロナ長期化で業績悪化、増資観測まで浮上

公開日: 更新日:

 コロナ禍長期化による苦痛が意外な企業にまで及んでいる。24時間無人時間貸し駐車場「タイムズ」を国内外で展開するパーク24だ。先週発表した21年10月期第3四半期(3Q、20年11月~21年7月)の最終損益が126億円の赤字(前年同期は122億円の赤字)に陥り、自己資本比率は5%未満に低下。株価は急落した。

 パーク24はワクチン接種の進展による行動制限の緩和などから当初、21年10月期の売上高を前期比4.9%増の2820億円、営業損益と最終損益はそれぞれ135億円、50億円の黒字(前期は146億円、466億円の各赤字)に転換すると見込んでいた。しかし6月にこれを下方修正。売上高は2550億円と前期比5.2%の減収、営業損益は35億円、最終損益は95億円のいずれも連続赤字予想に切り下げた。

 ただ3Qまでの損失額はこうした赤字予想をもう一段割り込む水準で膨らんでおり、市場では「もはや通期計画の達成は困難」(大手生保関係者)との見方が拡散。金融筋からは「下手をすると最終赤字幅は150億円規模にまで膨張しかねない」との予測も漏れる。

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