著者のコラム一覧

森山高至建築エコノミスト

１級建築士。１９６５年生まれ。岡山県井原市出身。岡山県立井原高から早大理工学部建築学科に進学し、８８年に卒業。斎藤裕建築研究所を経て、９１年に株式会社アルス・ノヴァを設立し、代表に就任。０４年に早大政治経済学部大学院経済学修士課程を修了した。建築家として関わった物件は１０００件以上。長崎県の大村市協定強建替え基本計画策定など、公共建設物のコンサルティングに携わるほか、マンガの原作などの仕事も手掛ける。主な著書に「非常識な建築業界『どや建築』という病」がある。

東京五輪から1年惨状の現場を行く

【有明アリーナ】黒字経営が見込まれるが…“城郭”のような建物が発する無言のメッセージ

公開日：2022/08/25 06:00　更新日：2022/08/25 06:00

有明アリーナ、なかなかの威圧感（Ｃ）日刊ゲンダイ

　国立競技場に加え、東京都が整備した新規恒久施設の中で唯一の“黒字経営”が見込まれているのが有明アリーナである。

　コンサートやイベント時の客席数は約1万5000で、日本武道館と同等のキャパシティー。首都圏近郊で1万～2万席弱のイベントホールは、スポーツだけでなくエンターテ…

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