著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(26)佐川急便グループの中核・東京佐川に照準

公開日: 更新日:

特捜検事たちには大事件の予感

主任検事だった沢渡賢一氏(C)共同通信社

 さて、本論の東京佐川急便事件の捜査。

 東京地検特捜部が渡辺広康ら東京佐川の経営陣に捜査の照準を合わせたのは、1991年3月に摘発した小谷光浩の蛇の目ミシン工業に対する300億円恐喝事件の捜査で、東京佐川が稲川会会長の石井進側に、紙切れ同然の岩間カントリーの「会員資格保証… 

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