著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

どうする? 京葉線の通勤快速問題…喜勢陽一氏がJR東日本新社長に就任早々直面

公開日: 更新日:

 一方、この修正案に対し、熊谷俊人県知事は「本質的な解決には至っていない。満足できる結果ではない」と語り、神谷俊一市長も「(市民生活への)マイナスの影響は依然、解消されない」と強調している。 

 とくに集客への影響が懸念される幕張メッセの関係者は「快速が1本でもなくなること自体が問題だ。快速2本を復活しても、幕張新都心の住民や企業が求めるものとはまだまだ開きがある。利便性向上のため、むしろ快速を増発してほしいくらいだ」と猛反発している。

「海浜幕張駅周辺には、イオンをはじめとする有力企業の本社が多数あり、ダイヤ改正で周辺地価が下落しかねず、住民の反対は根強い」(地元地銀幹部)という。新社長となる喜勢氏の姿勢が問われる。

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