日本酒ベンチャーClear 生駒龍史社長(1)熊本産「香露」を飲んで衝撃を受ける

公開日: 更新日:

 日本酒が世界で飲まれ始めた。「獺祭」を製造・販売する旭酒造は昨年秋、ニューヨーク近郊に新工場を建設、純米大吟醸「DASSAI BLUE」を製造し、ニューヨーカーたちに販売を始めた。また月桂冠は1990年から米国で日本酒を製造し、年々出荷量は増えている。日本からの輸出も右肩上がりで伸びている。

 ただし、昨年の輸出金額は410億円で、対前年比は87%。14年ぶりに前年割れした。そこだけを見ると、好調だった日本酒輸出も踊り場に差し掛かったように見える。

 しかし「心配はいりません。2022年はコロナ明けのため輸出量が飛躍的に伸び、需要を上回る供給が行われました。昨年はその反動で前年割れしましたが、海外の日本酒市場はまだまだ伸びる」と語るのは生駒龍史・Clear社長(38)。

 Clearは「日本酒の未来をつくる」をビジョンとし、「日本酒の可能性に挑戦し未知の市場を切り拓く」をミッションとする会社だ。日本酒に関するウェブメディア「SAKETIMES」を運営するほか、全国の蔵元と組んで開発した最高級の日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケ・ハンドレッド)」を展開する日本酒ベンチャーである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”