GWに影落とす「物価高・円安」の深刻度 官製賃上げは効果なく、贅沢する余裕もなし

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「物価が上昇しているうえ、インバウンド客が大勢来日しているため、ホテル需要が高まり宿泊費が高騰した。昨年より1万円増加したのは、旅行でのぜいたくを考えているわけではなく、予算を上げざるを得ないのです」

 岸田首相の官製賃上げはGWの気分を盛り上げる効果を発揮できていない。

「今年のGWは最大で10日の大型連休になる。それにもかかわらず予算が横ばいなのは、やはり物価高の影響が大きい。実質賃金が23カ月マイナスを記録し、物価高で家計の貯蓄は減っている。みな節約を強いられており、この程度の賃上げでは生活は良くなりません」(斎藤満氏)

 今や連休中の旅行もぜいたくなものになってしまった。

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