福山通運×セイノーHD ドライバー不足の陸運業 路線トラックの大手を比較

公開日: 更新日:

 物流の2024年問題は深刻化する一方のようです。トラックドライバーの長時間労働を改善するため、残業時間などを制限。働き方改革の流れで運転手には歓迎の側面もあるでしょうが、ドライバー不足に拍車がかかっています。

 ネット通販を頻繁に利用するわれわれの生活と直結するだけに他人事ではありません。

 今回は陸運業のなかで路線トラックに強みを持つ「福山通運」と「セイノーホールディングス(HD)」の社員待遇を比較してみます。

 福山通運は1948年の設立。広島県福山市に本社を置きます。BtoB(企業間取引)を主体とする業界大手で、一般貨物輸送、宅配便、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)、国際物流など多岐にわたるサービスを提供しています。北海道から沖縄まで全国に約400カ所の事業所を持っています。

 セイノーHDは30年の創業。田口自動車の名で岐阜県でスタートしました。55年に西濃運輸となり、路線トラック業界の草分けとして成長。2005年に現社名に変更しています。「カンガルー宅配便」はよく知られた事業です。自動車販売ビジネスなども手掛け、拠点数は海外を含め約740カ所にのぼります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー