エイチワン×三ツ知 原材料高が直撃か…自動車部品メーカーを比較

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 自動車業界の浮き沈みが激しいようです。先週発表された2月の国内の新車販売台数は、日本自動車販売協会連合会などによると前の年の同じ月と比べ19%減でした。

 これほど落ち込んだ理由は、認証取得の不正問題で揺れたダイハツ工業の82%減、ダイハツから供給を受けるトヨタ自動車の34%減が響いているといえます。

 今回は、自動車の売れ行きに影響を受けそうな自動車部品の「エイチワン」と「三ツ知」の社員待遇を比較してみます。

 エイチワンは1939年設立の平田工業がルーツ。さいたま市に本社を置き、自動車部品のほか二輪部品などの金属プレスや溶接加工を主に行っています。2006年にヒラタ(旧・平田工業)と61年創業の本郷が合併して誕生。ホンダ向けが主流で、ダイハツ、日野自動車、三菱自動車、トヨタ自動車、日産自動車など幅広く取引しています。

 三ツ知は1963年、カスタムファスナーの販売を目的に名古屋市で設立されました。カスタムファスナーはオーダーメードの工業用ねじ製品。売り上げの約90%を自動車部品が占め、完全オーダーメードのねじ製品を中心に1万点もの工業用ファスナーを手掛けます。熱を加えずに加工する冷間鍛造技術に強みを持っています。

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