著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

しまむら(上)投資家に転身したマネックス創業者が株主提案

公開日: 更新日:

 MAMFを率いるのはマネックス創業者の松本大。投資家に転身して、初の株主提案として注目されていた。

 ネット証券3位のマネックスグループは23年6月に開催した定時株主総会で清明祐子・共同最高経営責任者(CEO)が社長CEOに昇格し、創業者の松本は会長。初のトップ交代だった。

 マネックスはネット証券の黎明期の1999年にゴールドマン・サックス証券出身の松本が立ち上げた。M&A(合併・買収)を駆使し、業容を拡大。18年、暗号資産(仮想通貨)の流出事件で混乱したコインチェックを買い取り、いったんはボロ儲けしたが、今や足を引っ張る重荷になった。暗号資産事業の業績は低迷している。

 マネックスグループとNTTドコモは23年10月、資本業務提携した。共同出資で持ち株会社を設立し、傘下にマネックス証券を置く。共同出資の持ち株会社、ドコモマネックスホールディングスの株式はドコモが議決権ベースで49%、マネックスが51%持っている。ドコモは、今回の株式取得に485億円を投下。ドコモが取締役の過半数を指名する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    上野樹里“ガン無視動画”にネット騒然! 夫・和田唱との笑顔ツーショットの裏のリアルな夫婦仲

  4. 4

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  5. 5

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  1. 6

    松本潤&井上真央の"ワイプ共演"が話題…結婚説と破局説が20年燻り続けた背景と後輩カップルたち

  2. 7

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  3. 8

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  4. 9

    松本潤「19番目のカルテ」の評価で浮き彫りに…「嵐」解散後のビミョーすぎる立ち位置

  5. 10

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ