斎藤元彦・兵庫県知事にくすぶり続ける公選法違反疑惑…渦中のPR会社メルチュの「請求書」と「見積書」で違う印影が

公開日: 更新日:

 兵庫県の斎藤知事の公選法違反疑惑がくすぶり続けている。斎藤知事は「代理人に対応を一任」と繰り返し、代理人の奥見司弁護士は先月27日に会見を1度だけ開いたきり。

 会見で奥見氏は渦中のPR会社「merchu」(メルチュ)からの請求書を公表し、計5項目計71万5000円分の仕事は「政治活動や立候補の準備行為として対価の支払いが認められている」と疑惑を否定。メルチュの折田楓社長が投稿サイトに「広報全般を任されていた」などと記した内容は「盛っている」とまで言ってのけた。

 ただ、奥見氏はメルチュから斎藤知事側に「見積書」が届いたことを明かしていた。前出の発注内容のほか、「YouTube用動画撮影」などの項目があったという。

「しかし見積書は公開しないまま。実際は見積書通り選挙中の動画撮影も依頼し、報酬を支払う契約だったのではないかとの疑念は残ります」(会見に参加したジャーナリスト・横田一氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差