春闘は大手の満額回答が相次ぐが…中小は業績低迷で格差拡大か?

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「中小企業の人手不足は深刻で、人手の確保で対外的にアピールを考えればできる限り積極的に賃上げをやらざるを得ない。ただ、物価との兼ね合いで価格転嫁ができるかどうかが経営の生命線になる」

 中小企業にとって、無理をしても賃上げせざるを得ない厳しい経営状況にあるのは確か。人材確保は給与だけではない。残業時間や手厚い福利厚生、さらに本人の希望やキャリア、職種を尊重する人事、社内制度の抜本的な改革への取り組みも含め、今春闘に注目したい。

(ジャーナリスト・木野活明)

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