著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

「ルンバ」のアイロボット社に事業継続困難疑惑…代表執行役員社長が舞台裏を説明

公開日: 更新日:

「2019年から世界的にコロナ禍になり、巣ごもり需要でロボット掃除機は販売数を大きく伸ばしました。しかしコロナが落ち着いた反動で売り上げが落ちました。シェアが大きいほど影響も大きいので、この点を決算書に載せました。米国の上場企業は継続企業の前提に関する重要な疑義を認識した場合には、これらの事象・状況を解消または大幅に改善させるための対応策または経営計画を策定し、その内容を財務諸表等に注記する義務があるからです」(挽野氏)

 ネットではこの部分が切り取られたわけだ。

 それ以外にも、次のような背景もある。現在、ロボット掃除機の開発は、「床拭き」掃除に入っている。床拭きは水を使うため、メンテナンス頻度が極端に上がる。年に数回のメンテでよかった吸引掃除に対し、使うたびにメンテが必要となるのだ。ロボット掃除機=任せて掃除を忘れるという状況が一変した。開発投資費用は増すし、製品数が増えるため収益性も落ちる。いろいろな壁がある。

 筆者はメーカー出身なので、メーカーで一番重要なのは「製品」だと認識している。ユーザーは経営者でなく製品と付き合うからだ。しかし昨年の同社のモデルには戸惑った。ほとんどが拭き掃除モデルだったからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風