絶好調「コメリ」の拡大路線はいつまで続く? “農家のコンビニ”路線で第1四半期の営業利益は6%増

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 大手小売りチェーンと同じく自社発行のクレジットカードで客を囲い込み、“収穫期払い”可能な「アグリカード」も発行している。立地戦略も業界内では独特なようだ。

 前出の教授によると、「競合が大型店を出店する一方、コメリは小型店が主軸である。ホームセンターは品ぞろえが多い大型店ほど有利だが、農業用品に特化しているので狭くても問題ない。小商圏に店を構えるので用地取得でも有利。他社も小型店を開発したが、中途半端な品ぞろえで集客できず失敗した」という。

■3000店舗を長期目標に

 コメリでは最低300坪の店舗を標準とし、首都圏では150坪型も展開する。業界で標準的な店舗は500坪以上で、大型店は2000坪を超える。参考までにDCMホールディングスの2024年度におけるホームセンター事業売上高は4722億円と、コメリより大きいが、期末時点の店舗数は843と少ない。

 コメリは現在の倍以上である3000店舗を長期目標に掲げる。だが、実現可能性は未知数である。地方では過疎化が進むうえに、農業人口は減少し続けている。農水省によると自営農家に従事する「基幹的農業従事者」は、2010年の205万人から、20年には136万人にまで減少した。今のところ拡大路線が続いているが、目標を前に縮小に転じる可能性もある。

(ライター・山口伸)

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