スナックサンド(フジパン)「こっちじゃない」と自虐CMで反撃…元祖をアピールしてシェア急回復

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 ところが、いつの間にか84年発売のランチパックが逆襲。年間168種類(2024年)もの新商品を発売するなど大量攻勢を行い、テレビCMをガンガン打つなど、いつの間にか“元祖”の座についていた。

 そこでフジパンは、75年の発売日にちなんで9月15日を「スナックサンドの日」に制定するなどブランド認知に努め、さらに森七菜が出演するCMでは子供がスナックサンドを渡され「こっちじゃない」とガッカリする自虐ユーモアで、「元祖なのにあまり知られていない」ことをアピールして反撃した。

 その結果、シェアは3割程度にまで急回復している。

「半世紀という節目を迎え、これからも長く愛されるスナックサンドを目指して、おいしさを追求し、安全・安心な商品づくりを進めてまいります。この9月から記念企画が始まりました。50周年を迎えたスナックサンドに、どうぞご注目ください」(広報担当者)

 9月から当時をイメージしたパッケージデザインに変更。発売初期にあった味を再現した「つぶあん&マーガリン」「マーマレード&マーガリン」「サラダ」の復刻スナックサンドを期間限定で発売している。

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