再稼働の柏崎刈羽でもトラブル、東電の「甘い」経営再建計画…経済界に電力離れムード
政界通(以下=政) 3月で東日本大震災から15年になるが、東京電力の福島第1原発の事故で故郷を離れた人の帰還も、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出しも、進んでいない。東電は大赤字だし、政府や経済界はどうするつもりなのかね?
官界通(同=官) 政府は1月26日、東電と東電株の過半を持つ国の原子力損害賠償・廃炉等支援機構が申請していた経営再建計画を認めた。でも、カギとなる新潟県の柏崎刈羽原発6号機の原子炉が21日に14年ぶりに再稼働したが、翌朝に炉の制御棒の引き抜き時に問題が生じて再稼働を止めた。こんな状態で、停止中の原発の再稼働を前提にした再建計画など「絵に描いた餅」になりかねない。
財界通(同=財) 経済界の見方は冷ややかだ。再建計画は福島原発事故の賠償や廃炉にかかる費用を23兆4000億円とはじき、うち約17兆円を東電自身が負担するとしたが、国内外のファンドや企業から出資を受けることが前提だ。リスクを取って大きなリターンに賭けるファンドはともかく、あの状態の東電へ資金を出す企業があるかな。


















