再稼働の柏崎刈羽でもトラブル、東電の「甘い」経営再建計画…経済界に電力離れムード

公開日: 更新日:

 道筋を明確に説明できないと、株主総会を通らないな。

 そう思う。再建計画が公表されても、出資に関心を示す経済人に会ったことがない。

 半導体工場の新増設やAIの普及で増えるデータセンターの電力需要を当て込んでも、他の電力会社や自然エネルギーとの競争もあり、「バラ色の将来」には無理がある。

 再建計画には難点がいくつもあるから、経済界に東電と距離を置くところが多い。1月には中部電力の浜岡原発(静岡県)で耐震データの不正が発覚し、「電力離れ」のムードが広がっている。

 新聞によると、柏崎刈羽6号機の再稼働に経産省幹部が「震災後のエネルギー政策の転換の象徴だ」と原発回帰を歓迎したそうだが、そんな楽観的な見方は他省庁にもない。

 住民の帰還も廃炉も、いばらの道か。経産省もゼロから出直した方がいいな。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  2. 2

    ラーメン店&焼き肉店の倒産が過去最多…厳しい円安と物価高だけじゃない「意外な影響」とは

  3. 3

    高市首相と片山財務相が「1ドル=162円」突破で足並み乱れ…2人が“微妙な関係”に陥った裏側

  4. 4

    経済オンチ高市政権の呆れた居直り…「骨太の方針2026」で堂々“円安インフレ容認宣言”盛り込む

  5. 5

    止まらない長期金利上昇に高市政権ビビり…「骨太の方針」原案発表から数日で慌てて修正の前代未聞

  1. 6

    民間在庫量が過去最多、強まる先安感にコメ業界複雑…消費者安堵の裏で生産者が大量離農の恐れ

  2. 7

    高市首相の“悲願”「消費税減税」は迷走状態…歴史的円安と値上げラッシュで効果は「相殺」される

  3. 8

    日産社外取締役「再任否決」で見えた「銀行から天下り」の終焉

  4. 9

    家族連れ、夫婦、出張…新幹線代をケチって自由席へ「指定席代」は節約すべき対象?

  5. 10

    2026年上半期の「人手不足」倒産は初の200件超、3年連続で過去最多更新…賃上げで資金繰り悪化が2.4倍に

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ