コメ値下がりラッシュでも今後には大きな暗雲…異常気象とイラン情勢で価格高止まり必至

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■5キロ3000円を切るのは難しい

 しかし、各地で田植えシーズンが本格化する中、期待するほど米価が下がらない可能性が出てきた。懸念されるのが、異常気象だ。

「今年の夏は、昨夏と同じく猛暑が予想されています。気象庁の暖候期予報によれば、今年の6~8月は平年より高温傾向になるとのこと。著しい暑さに襲われれば、収量減の恐れがあります。いまはコメが大量に余っているとはいえ、この先、十分な量が市場に流通するかどうかは当然、今年度の取れ高に左右されます」(農水省担当記者)

 さらに、いまだ収束の見通しが立たないイラン情勢の影響も大きい。

「最近では米袋が徐々に品薄になり、価格も3~4割ほど値上がりしています。原油価格の高騰も痛手で、コメの刈り取りや、収穫後の乾燥作業にも燃料が使われるし、コメはかさばるものなので、流通段階でも輸送、保管料が平年よりかさむのは必至。もともと物価高で、生産コストは上昇し続けているし、イラン情勢がこのままなら、5キロ3000円を切るのは難しいかもしれません」(前出のコメ流通業界関係者)

 コメをめぐる状況は、厳しいままだ。

  ◇  ◇  ◇

 令和のコメ騒動については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

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