「カレーハウスCoCo壱番屋」の“親離れ”は吉と出るか? ハウス食品が株売却検討の波紋
壱番屋の先行きはバラ色とはいかず
今回のハウス食品の壱番屋株売却は、いわば「壱番屋」の親離れ。両社は資本関係の解消後もビジネス上の関係性は続けるが、経営の自由度は高まる。親子上場の解消報道を受け、壱番屋の株価はストップ高となった。
「親子上場により、割安となっていた壱番屋の株価上昇が期待された面もあるが、非上場化に向けて投資ファンドなどが触手を伸ばしているとの報道が株価高騰を引き寄せた」(市場関係者)とみられている。
しかし、壱番屋の先行きはバラ色とはいかないようだ。2026年3~5月期の連結決算は、純利益が前年同期比21%減の7億2800万円と低迷している。飲食店のM&A(合併・買収)などで売り上げを伸ばしたものの、コメなど食材の仕入れ価格や物流費などのコスト増を補いきれなかった。
「24年度にベースとなるカレーを値上げして以降、客足は減少傾向にある。今年9月にも深夜料金の導入という形で、さらなる値上げに踏みきっており、先行きは不透明だ」(市場関係者)という。
27年には食品の消費税減税も予定されており、外食産業は割高感から客離れが懸念される。果たして親離れは吉と出るか?



















