「賃上げ脅迫」のファッショ政治がもたらす不幸

公開日:  更新日:

 安倍政権のファッショ体質がまた露呈している。甘利経財相が、政府の賃上げ要求に応じない企業について、「経済産業省から何らかの対応があると思う」と脅したそうだ。

 この政権は、国民の知る権利を制限する特定秘密保護法を強行採決しているが、自由を奪う対象は個人だけではなかった。民間企業の経営についても、自由裁量を認めないのである。政府が右を向けと言えば、二つ返事で右を向くのが当然と考えているのだろうか。極めて怖い発想だ。

 民間企業の賃金は、労働と資本の需給で決まる。資本が労働力需要を増大させている局面では賃金が上昇するし、労働力需要が落ち込んでいるときは賃金が下落する関係だ。この基本を踏まえた上で、経営計画や経営環境などを加味し、労使で話し合って結論を得る仕組みになっている。合理的で民主的なやり方だ。一部のワンマン企業やブラック企業を除き、日本企業にも定着している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  4. 4

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  5. 5

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    妻のがん治療のため売却した愛車が…17年後の家族愛の物語

  8. 8

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  9. 9

    妊娠を“計画”発表…前田敦子「デキ婚」かたくな否定のウラ

  10. 10

    樹木希林さんも別居婚 民法上の気になること弁護士に聞く

もっと見る