東京計器 安藤毅社長(1)大学サッカーで田嶋幸三や西野朗のチームメイト

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 東京計器という、BtoBを中心とした精密機器メーカーを知っているだろうか。同社のジャイロコンパスやオートパイロットは世界の商船の6割以上に搭載され、国内報道ヘリのアンテナ自動指向装置では、同社製が9割超を占めるというように、ニッチな分野のトップシェアをいくつも持っている。

 そんなユニーク企業を率いる安藤毅社長も、なかなかに個性的だ。サッカーの学生日本代表に選ばれるようなトップ選手だったのに、有力実業団チーム入りを蹴って米国に留学した経歴を持つ。ユニーク企業のユニーク社長は、どんな道を進んできたのだろうか。

 安藤氏は1956年、熊本市に生まれた。生後すぐに両親が離婚し、祖母の手で育てられた。

 ガキ大将だった小学生の安藤氏がハマったのが、サッカーだった。小学校4年のとき、九州初のサッカークラブチームが熊本で結成され、安藤氏は始めてすぐにサッカーのとりこになった。

 中学生のときにはリフティングの全国大会に出場。1時間半ほどかけて約8000回、ボールを落とさずに蹴り続けたが、残念ながら準優勝だった。

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