• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「地方創生」の底が知れる 石破大臣のズレズレ「近居」発言

<それができれば苦労はないよ>――ネット上ではタメ息交じりの批判が起きている。

 石破地方創生担当大臣が9日、鹿児島市で講演し、地方創生に向けた少子化対策に絡め、こんなことを言った。
「本当は祖父母と3世代で一緒に暮らすのがいちばんいい。そうした環境では、子どもがたくさん生まれやすい」
「近くに住む『近居』というものが考えられないか。味噌汁が冷めないような時間に集える居住形態に対し、何か支援ができないものか」

 確かに、近居できれば苦労はない。それができないから、みんな苦労しているのだ。全国介護者支援協議会理事長の上原喜光氏は「はっきり言って石破大臣はズレています」と、こう言う。

「味噌汁が冷めない距離って、『核家族』という言葉が流行した60年代、70年代の理想論ですよ。そりゃ自然豊かな田舎で両親と近居し、のんびり子育てできたら、どんなにいいでしょう。が、地方には仕事がない。実現不可能だから多くの人が都会に働きに出て、地方の過疎が進んでいるわけです。そのうえ消費増税に年金減額。一時的な支援を受けて近居しても、いずれ介護の問題も出てくる。3世代が食べていけるだけの収入が見込めなければ、地方で子どもを産んで育てようという気にはなれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事