誰が望んだか不明…「18歳選挙権」は徴兵制導入の地ならしか

公開日: 更新日:

 選挙権の年齢を18歳以上に引き下げる「公職選挙法改正案」が成立し、誕生日を迎えた高校3年生も有権者に含まれることになった。来年夏の参院選から適用される。

 不思議なのはだれがこの法改正を強く望んだのか、さっぱり見えてこないことだ。少なくとも、国民が声を上げたわけではない。

 2年前の10月に内閣府が実施した「民法の成年年齢に関する世論調査」によると、「18、19歳で契約を一人ですることができる」に賛成した人は2割に満たなかった。「18、19歳に父母の親権を及ばなくする」についても賛成は3割弱。2007年に成立した国民投票法は、国民投票できる年齢を18歳以上とした。それでも大多数の日本人は、「18、19歳にさまざまな権利や義務を与えるべきだ」と考えてはいないのだ。

 それなのに選挙権だけは、「若い人の意見を取り入れていかなければならない」(自民党の谷垣幹事長)と引き下げられた。自民党憲法改正推進本部長の船田元・衆院議員は「世界176カ国が18歳かそれ以下に選挙権を与えている。18歳化はナショナルスタンダード」と強調する。だが、このナショナルスタンダードには別の側面があるようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  2. 2

    愛知県リコール署名偽造はビジネス右翼による国家国民攻撃

  3. 3

    「オレ流」落合監督の入閣打診 早すぎる前々年12月だった

  4. 4

    粗品に“破滅型芸人”の匂い ギャンブル&借金でやっさん化

  5. 5

    福原愛にも不倫報道!徹子の部屋での異変と台湾の家庭事情

  6. 6

    福田元首相秘書が懸念「国会でモラルハザード起きている」

  7. 7

    菅側近はNTTともズブズブ 金満接待漬けで検察捜査に現実味

  8. 8

    情事の明暗 小川アナ夫は資産30億円目減りもアルペンは…

  9. 9

    150人が殺到 久美子氏の誕生日「晴れ舞台」で迫られた弁明

  10. 10

    空港でパンツ下ろせ!中国が採用「肛門PCR」2つのメリット

もっと見る