森功
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森功ノンフィクション作家

1961年、福岡県生まれ。出版社勤務などを経て、03年からノンフィクション作家として活動を開始。「ヤメ検 司法エリートが私欲に転ぶとき」「同和と銀行」「腐った翼 JAL消滅への60年」など著書多数。最新刊は「現代日本9の暗闇」(廣済堂新書)。

<第11回>「派遣法」前代未聞の改正

公開日:  更新日:

大企業と派遣会社のゴリ押しで

 9月11日、ついに労働者派遣法の改正案が成立した。これまで政府の提出した改正派遣法案は、昨年の通常国会と臨時国会で相次いで廃案になってきただけに、安倍晋三政権にとって文字通り三度目の正直、悲願の法改正といえる。

 同じように何度も提出されては、審議入りを見送られてきた議員立法のカジノ法案との違いは何か。それは、派遣法の改正が政官業の利害関係者にとって、今国会の成立が待ったなしだったからにほかならない。

 その要因は、2012年4月に民主党が制定した「労働契約申込みみなし制度」だ。通称「みなし雇用制度」。08年のリーマン・ショック後、解雇された派遣労働者が社会にあふれ、派遣に歯止めをかけようとした法整備である。

 みなし雇用制度では、企業側が3年を超えて派遣労働者を使う場合、直接雇用しなければならない。少なくとも3年以上経てば、企業側が自動的に派遣労働者に雇用契約を申し込んだとみなす。

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