評価の細目は公表せず 新国立「A案決定」に談合の臭い

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 菅官房長官の子息が大成に勤務していることも、さまざまな臆測を呼ぶ理由となったようだ。

 審査の評価項目の計140点のうち「コスト・工期」が半分の70点を占める。両案の「技術提案書」によると、完成時期は19年11月と一緒だが、建物本体の工期はA案は丸3年、竹中工務店・清水建設・大林組と日本設計、建築家の伊東豊雄氏(74)のB案は2年10カ月。B案がA案と同じ16年12月に着工できれば、森元首相の悲願であるラグビーW杯の決勝にギリギリ間に合う計算だ。

 さらに新国立の建設予定地はもともと湿地帯で非常に軟弱、旧国立競技場の解体後も建物を支えていた杭が残り、剣山状に5000~1万本ほど刺さっている。その分、地盤改良など基礎工事計画の重要度が増すが、その差も歴然だった。

 既存杭について、B案は早期撤去の具体的計画を掲げていたが、A案は1行も触れていない。加えてB案は建物の底盤を浅くし、土の掘削量を旧計画の70万立方メートルから28万立方メートルまで6割削減を約束。土を搬出するトラックの量が減り、コスト縮減につながる。

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