安倍政権が夢見る「衆参ダブル選で憲法改正」のおめでたさ

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 安倍首相の周辺は衆参ダブル選挙を実施して両院で3分の2の勢力を獲得し、一気呵成に憲法改正に突き進む、というシナリオを描いている。彼らの頭の中には、1980年と86年の衆参同日選で自民党が圧勝した過去の記憶があるようだが、現実はそう甘くない。

 政治評論家の野上忠興氏がこう話す。

「そもそもダブル選の話が浮上するのは、参院選が不安なことの裏返しでしょう。それに、ダブルなら圧勝というのはもはや“神話”ですよ。投票率は70%超、中選挙区制で自民党の派閥に活気があり、高度経済成長だったあの時代とは違う。頼みの業界団体も、農業関係や小売業者などは、TPPや軽減税率で自民党に対し冷ややかです。ダブルで関心が高まって投票率が上がる効果はあると思いますが、前回(14年)の衆院選が52%だったことを考えると、アップしても60%台でしょう」

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