IS参加図り拘束 無職男性「M・M」なぜ罪に問われない?

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 現地メディアによると、男性は22日にシリア人数人とシリアに向かう途中、国境付近でトルコの治安部隊に拘束された。その際、「電話で知り合ったシリア人からISに勧誘された」と説明したと報じられた。

「帰国後は『ISに加わるつもりはなかった』と否定。どうやら、行き当たりばったりの“冒険”気分だったのかもしれません」(捜査事情通)

 それにしてはスケールがデカ過ぎる。2014年にはISに参加するため、シリア渡航を企てた北大生が私戦予備容疑で警視庁の任意の聴取を受けた。北大生は「安易だった」と反省し、逮捕までには至らなかったが、今回は渡航を果たしていた。警察当局は私戦予備容疑に当たるかを慎重に検討。現時点で「嫌疑なし」と判断したようだが、この先も罪に問われることはないのか。

「私戦予備罪は他国に対し私的に戦うことを想定したもので、ISを『国』と呼べるかなど、そもそも適用にふさわしいかすら微妙な法律です。渡航も嫌疑に影響しません。警察が旅券返納命令を出し、男性が拒否すれば旅券法違反で逮捕される可能性はありましたが、それ以外での立件は難しいと思う。海外渡航の自由との兼ね合いもあり、ISへの参加自体を取り締まる法律は世界的にも少ない。そのため、国際問題になっています」(弁護士の落合洋司氏)

 IS志願者は今後も続出しそうである。

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