火災で“行政のメス”懸念…新宿ゴールデン街は消えるのか

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 なじみ客から「俺の青春が!」と悲鳴が上がった――。12日午後1時半ごろに起きた東京・歌舞伎町の繁華街「新宿ゴールデン街」の火災。火は4時間後に消し止められたが、3棟、約300平方メートルが焼け、60代の女性が煙を吸って軽傷を負った。

「火災の影響で周辺の500軒で停電が起きるなど被害が拡大しました。出火原因は電線がショートしたなどの可能性が高く、事件性はないようです」(捜査事情通)

 現場は木造の建物が立ち並び、約300店舗が営業している。火事を心配した店の客らが多数押し寄せていた。被害は一部で済んだが、今後について、ゴールデン街の店主らは戦々恐々だという。

「火事を機に行政のメスが入るのではとみな恐れています。ゴールデン街の店は容積率を満たさずに部屋をつくるなど、建築基準法違反がほとんどです。これまでは行政も大目に見ていたが、今回の大火事で厳しくならざるを得ない。東京五輪前で、ただでさえ新宿区は取り締まりを強化しています。消火器を至る所に置き、『火災だけは起こさないよう協力しよう』とみなで話し合っていたのですが……」(ゴールデン街関係者)

 新宿区の吉住健一区長は火災についてフェイスブックに、「権利関係、風情、歴史、観光等の複雑な方程式を解くための時間は待った無しの状況だと再認識しています」と意味深な書き込みをしていた。昭和の薫りを残す町並みはどうなっていくのか。

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