小池知事もう一つの公約「満員電車ゼロ」に鉄道会社困惑

公開日:

 鉄道会社は困惑しているようだ。小池百合子都知事が公約に掲げた「満員電車ゼロ」。都民の関心を呼んだが、スローガンだけが空回りしている。

「満員電車ゼロ」公約の原案を作った交通コンサルタント会社「ライトレール」の阿部等社長(55)らが今月、都内で講演会を開き、具体的な施策が議論された。

 例えば、定員倍増の総2階建て車両の導入。混雑は解消されそうに思えるが、車両の戸口が1階だけだと、乗降に時間がかかって、意味がない。車両の他、ホームも2層にするなど改造のための投資も必要になる。

 講演会場からは「鉄道会社にメリットがなく、ビジネスモデルとして成り立たない」といった反論が多く出た。

 運送事業の収益のキモは積載効率だ。ギュウギュウ詰めの乗車率200%の満員電車は、鉄道会社にとっては究極の“ドル箱”。サービス向上とはいえ、利益に逆行する「満員電車ゼロ」に、わざわざ金をかけるのか? 当然の疑問だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

  2. 2

    巨人ナインに深刻“長野ロス”…超気配り男の逸話伝説も数々

  3. 3

    裏交渉も暴露され…ロシア人も哀れむ安倍政権“土下座”外交

  4. 4

    自公3分の2圧勝シナリオ 1.28通常国会“冒頭解散説”急浮上

  5. 5

    海老蔵は“秒読み”? 没イチ男性が死別再婚する時の注意点

  6. 6

    仏当局捜査“飛び火”か 五輪裏金疑惑で日本政界が戦々恐々

  7. 7

    経団連会長が転換 「原発どんどん再稼働」に飛び交う憶測

  8. 8

    また生え抜き看板…巨人“大チョンボ”長野流出の真相と波紋

  9. 9

    アニキが勧誘も…前広島・新井が「阪神コーチ」断っていた

  10. 10

    初登場G球場で“孤独トレ” 丸は巨人で「我」を貫けるのか

もっと見る