高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

トランプの「米国第一」はビジネス交渉ではなく“恐喝”だ

公開日:

 共同通信の世論調査で、トランプ大統領の「米国第一」で国際情勢が不安定になることに「懸念を感じる」人が83.8%に達し、「感じない」は13.1%だけだった。半面、2月の日米首脳会談でトランプが求めてくる可能性がある2国間通商交渉については「応じてもよい」が52.6%で、「応じる必要はない」の36.4%を大きく上回った。この結果は、気まぐれや思いつきで動くトランプ政権の危うさを、多くの人が見抜いているけれども、それはまだ他人事で、自分にすぐに災難が降りかかるとは思っていないことを示しているのだが、それは甘い。

「米国第一」というのは、日本はどうぞ「日本第一」でおやり下さいという話ではなくて、日本にも他の国にもみな「米国第一」に従うことを求めるという意味である。その観点から内容に不満あるTPPはあっさりと葬って、「貿易交渉は2国間で行う」ことで「米国第一」を貫くように切り替えた。その交渉がどんなものになるか、トランプ自身が26日のペンシルベニア州での演説で分かりやすく説明している。

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