JGAは意地悪している? マスターズ切符懸かる日本OP、初日アンダーパーわずか8人の謎解き
【日本オープン】第1日
堀琴音(29)の優勝スコアが19アンダーだった2週間前の日本女子オープン。初日トップは安田彩乃(30)の7アンダー。アンダーパーは71人もいた。
同じナショナルオープンでも男子の初日暫定トップは3アンダーの長野泰雅(22)。アンダーパーは8人しかいなかった。
今大会の優勝者は、来年のマスターズと全英オープンの出場資格を得られる。マスターズといえば、世界中のゴルファーが憧れる夢の舞台。主催の日本ゴルフ協会(JGA)は、だから簡単には勝てませんよと、コースセッティングを極端に難しくしているのかと思いきや、そんなことはないようだ。
大会関係者が言う。
「赤松などに囲まれた林間コースで、両サイドの松の枝が気になり、狙いどころが狭いホールはありますが、起伏のあるフェアウエーは極端に絞っているわけではない。ラフは100ミリ前後。グリーンの速さは12フィートを目指していますが、この日は11フィート4分の3。硬さは山中式で24。日本オープンにしては普通です。この日は午前中に雨が降ってラフの難度は上がりましたが、グリーンはややソフトになったし、風もほぼなし。コースは約2%の勾配があり、距離計算が難しい微妙な上りや下りは練習日でわかっている。野芝のフェアウエーも大きな問題はありません」