「早く核心情報を」…雅子さんと弁護団が佐川元理財局長らのメール開示を申し入れ
森友公文書改ざんの真相解明には、主導的役割を果たした佐川宣寿元財務省理財局長のメールが欠かせない。開示を請求した赤木雅子さんと弁護団が17日、財務省に申し入れの文書を送り、大阪市内で記者会見した。
開示の対象は、財務省が森友事件の捜査で検察に任意提出した文書類だ。紙の文書が約17万枚あるほか、電子データもあり、これまで4回に分けて約5万4000枚が開示された。しかし弁護団によると、改ざんの原因と経緯につながるような文書は極めて限られている。鍵を握ると見られる佐川氏のメールは一つも出ていない。財務省は職員20人体制で作業を進めているというが、肝心の情報がいつ出てくるかわからない。弁護団は語った。
「どうでもいい情報をダラダラ出すんじゃなくて、やはり核心的なものからまず出してほしい」
申し入れでは、佐川元理財局長をはじめ改ざんに関与した本省理財局職員と、同じく改ざんに関与した美並義人元近畿財務局長ら財務局職員のメールデータと手控えを優先して開示するよう強く求めた。
会見で赤木雅子さんは、