阪神・佐藤輝明「飛躍の兆しは昨夏にアリ!」 名球会OBが指摘

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 まさに一撃必殺だった。

 17日のセ・リーグCSファイナルステージ第3戦。阪神佐藤輝明(26)が初回の1死一、二塁の好機でDeNAの先発・ケイの初球、外角スライダーを捉えてバックスクリーン左に先制3ラン。これが決勝打となり、3連勝で日本シリーズ進出を決めた。先発した高橋遥人が八回途中無失点の好投を見せた中、試合を決定づける一打といっても過言ではない。

 今季のサトテルは、生え抜きではあの掛布雅之以来となる「40本塁打、100打点」をクリア。ポストシーズンでもその勢いは止まりそうにない。

 大きな飛躍を遂げた長距離砲について、ロッテ西武OBで名球会会員の山崎裕之氏は「この日の3ランは、昨夏の本塁打がフラッシュバックしました」と、こう続ける。

「2024年8月4日、横浜スタジアムでのDeNA戦で、同じくケイの外角直球をバックスクリーン右に運んだ。打った球種は違えど、力みなくインパクト重視でヘッドを生かして打てていた。その頃にはすでに打撃のコツを掴み、力任せに振り回さなくても打球が飛ぶことを理解していたのではないか。佐藤は今季、ボール球を振らなくなった上に、7~8割程度の力感でスイングすることを心がけていると聞く。

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