「大阪・関西万博」閉幕翌日、閑散とした“別世界”を歩いた…大屋根リングもガラガラ

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 累計約2557万人が来場した大阪・関西万博が13日に閉幕した。終盤にかけ来場者が殺到し、最後まで「長蛇の列」は解消されずじまい。閉幕後の現地はどんな様子なのか。そこには閑散とし、別世界のような光景が広がっていた。閉幕翌日の14日、メディア向けに公開された万博会場を歩いた。

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 地下鉄夢洲駅に午前10時ごろに到着予定の電車は、思いのほか乗客が多かった。運営スタッフやパビリオン関係者はまだ仕事が残っており、電車から降りるとぞろぞろと会場へ向かっていくのだった。東ゲート前には名残惜しいのか、万博ファンとおぼしき一般の人がちらほら。公式キャラクター「ミャクミャク」グッズを片手に、記念撮影をしていた。

 ゲートをくぐると、会場内はやはりガランとしていた。入場できるのは、メディアを含む関係者のみ。人通りもまばらだ。各パビリオンのスタッフは展示物をトラックに積むなど、搬出作業に汗を流していた。

 場所によっては、すでに解体作業も進められている。会場の舗装も一部はがされるなど、着々と更地に戻す準備が進められていた。いくつかの場内設備もすでに使用不可に。話題になった“2億円トイレ”を含むデザイナーズトイレはほぼ全てに規制線が張られ、万博での役目を終えた。

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