ドジャース大谷翔平を襲うケタ違いの重圧…勝てばリーグV、抑えて当然の空気の中で第4戦に先発
大谷翔平(31=ドジャース)が、日本時間18日、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦(7回戦制)に先発。
ドジャースが今季6戦全敗、メジャー最高勝率(.599)をマークした相手に3連勝、一気に王手をかけたのは、一にも二にも投手陣の踏ん張りがデカい。
中でも気を吐いているのは先発だ。1戦目に先発したスネル(32)が8回を1安打無失点なら、2戦目の山本(27)は9回を3安打1失点に抑えてメジャー初の完投勝利。17日の3戦目に先発したグラスノー(32)は5回と3分の2を3安打1失点と好投した。
チームの失点は1戦目から1、1、1。先発が極力、相手の出塁を許さず、リーグナンバーワンの盗塁数(164)を誇る機動力も封じ込めている。14日の初戦で精彩を欠いた抑えの佐々木(23)も、17日の第3戦は球速が160キロ台に戻り、九回を3人でピシャリと抑えた。
大谷は抑えて当然という空気の中、先発することになった。
まして打つ方は、相変わらず本調子とは言い難い。17日の第3戦の1打席目に先制点につながる三塁打を放ったとはいえ、あくまでもボールを拾いにいっての一打で、本来の打撃ではない。投げて打っての二刀流に自信もつ大谷が、打つ方で結果を出せていないだけに、なおさら投手として結果を出さなければならないという気持ちは強いに違いない。