自民と維新とで党利党略の目くらまし…国民不在「政策駆け引き」の茶番劇

野合ではない、数合わせではない、それを主張するために「政策実現」でやりあっているように見せかけているが、その前に透けて見える卑しく、浅ましい権力欲。国民が頼んでもいない政策の安売り、無責任な口だけ茶番合意の国民愚弄。
◇ ◇ ◇
自民党も日本維新の会も、連立にまっしぐらである。
連立政権を見据えた自民と維新との2回目の「政策協議」が、17日行われた。
維新の藤田文武共同代表は自民との政策協議の後、「今回の協議で大きく前進した。最終的な調整、詰めを行っていく」と記者団に語っている。もはや、よほどのハプニングでも起きない限り、来週21日に実施される首相指名選挙では、維新が高市早苗・自民党総裁の名前を書き、自民と連立を組むのは確実である。
はやくも維新の党内は、「俺たちも政権入りだ」と浮かれているという。
自民と「政策協議」を開始するかどうかを決めた16日の両院議員総会は、高揚感に包まれていたという。「政策協議」の開始に反対する意見はほとんどなく、朝日新聞によると、部屋の外にまで拍手や笑い声が聞こえてきたそうだ。
降って湧いたような自民との連立について、維新の大阪府議は「急にホームランボールが転がり込んできたようなもの」と話しているというが…