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負債13億円で破産 “500円ピザ”の代表が見誤った経営戦略

 生後数カ月で横浜市の寺に拾われ、中学時代は伊セリエAに在籍。日本で外食ピザチェーンを展開して大当たり――。こんな波瀾万丈の経歴を持つ遠藤優介氏(34)が率いる遠藤商事が、東京地裁から破産開始決定を受けた。

 遠藤氏は2011年に吉祥寺でイタリア料理店「ナポリス」をオープンさせるや、ワンコイン(500円)で食べられるピザが話題になり、破竹の快進撃。「ナポリ」「バルタ」「餃子の山」など姉妹店を次々にオープンし、16年9月時点で直営店27店、フランチャイズ(FC)47店の計74店舗まで拡大させた。同期の売上高は25億2600万円だったが、年末から取引先への支払いに支障を来す事態に陥っていた。負債総額は13億円だ。

「かなり無理をして拡大したようです」と分析するのは外食ジャーナリストの中村芳平氏だ。

「私も一度だけピザを食べましたが、ペラペラした感じで、冷凍ピザと変わらないなぁと思いました。この種の安い店はどうしても『安かろう、まずかろう』になりがちで、お客さんは『一度食べれば十分』と足が遠のきやすい。途中で値上げしてでもグレードの高い食材を使い、味で顧客満足を図るよう方向転換するべきでした」

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