民進党内で飛び交う 細野豪志は「小池新党」に参加するか
都議選で圧勝した小池百合子。政党助成金を受け取るために年内に国政政党「国民ファースト」を結成する可能性が高い。国会議員5人が集まれば政党として認められる。すでに新党のメンバーとして若狭勝、渡辺喜美、長島昭久、松沢成文の4氏の名前が挙がっている。あと1人は誰か――。意外なことに民進党の細野豪志氏の名前が取り沙汰されている。民進党は「小池新党に行ってしまうのではないか」と警戒しはじめている。
細野氏の名前が浮上しているのは、党内で完全に居場所を失っているからだ。昨年の代表選で蓮舫氏を支持した細野氏は代表代行に就任。ところが、4月に突然、代表代行を辞任してしまった。6月に行われた地元の静岡県知事選に出馬するためだとみられていたが結局、出馬セズ。あまりにも自分勝手な行動に、党内のひんしゅくを買い、率いていた派閥「自誓会」も事実上、崩壊してしまった。
「どうやら細野さんは、自民党入りを考えているようなのです。地元の大企業、スズキ自動車の鈴木会長に自民党へ移ることを勧められている、という話も流れています。だから、県知事選への出馬説が流れた時も、いったん知事になって民進党を離れ、知事を1期務めた後、自民党に移籍するつもりだろうと疑われた。いくらなんでも民進党から直接、自民党へは移りづらいですからね。あの時、民進党幹部は“あいつは政党ロンダリングをするつもりだ”とカンカンになっていた。小池新党への参加が疑われているのも、同じ理屈です」(民進党関係者)