葛飾では離党組が次々当選…“小池一派”求心力低下に拍車
やっぱり“絶望的”な結果だった。小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会(都F)」にとって、初の地方選となった葛飾区議選が13日開票された。定数40で、都Fは5人擁立したものの、当選したのはたったの1人。それも、もともと民進党の区議だった現職だけだった。小池知事の神通力は完全に消えた。国政だけでなく、足元の都民からもノーを突きつけられた形だ。
「もともと都Fは7人擁立する予定でした。しかし、都Fの議員にセクハラ騒動が持ち上がり、“告発”した女性候補が公認を蹴った。別の男性候補は公認を辞退し、都Fを離党した音喜多駿、上田令子両都議の推薦を受け出馬しました」(都政記者)
皮肉なのは、都Fに見切りをつけた“離党組”が推す候補者が次々に当選したことだ。
総選挙の直前、都Fを離党した音喜多氏、上田氏が推薦した候補者2人は共に当選。セクハラを告発した女性候補も当選している。選挙戦で音喜多氏、上田氏の2人は「自民でも都Fでもない、真の改革を実行する」などと都Fを徹底批判。都F批判が奏功した格好だ。