末期がん告白の元コマツ社長 品質不正の日本製造業に“喝”

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 末期がんの宣告を受けたことを新聞広告で公表した大手建設機械メーカー「コマツ」の安崎暁元社長(80)。11日、元気なうちに感謝の気持ちを伝えたいと都内のホテルで「感謝の会」を開催した。集まった約1000人、一人一人と握手し言葉を交わした。

 会終了後、安崎さんは50分近く記者の質問にハキハキと答えた。

「半年前まではとても元気だったが、10月上旬にがんが見つかり、転移が多く手術はできないと言われた」と語った。

 胆のうがんが見つかり、胆道、肝臓、肺に転移しているという。クオリティー・オブ・ライフを優先し、放射線や抗がん剤による治療は受けていない。

 安崎さんは一橋大卒業後、1961年にコマツに入社。95年に社長に就任し、05年の取締役退任まで40年余をコマツで過ごした。入社当時200億円だった売り上げは現在2兆円。コマツをここまで大きくした立役者である。

 受付で配布された「感謝」と題された手紙には、「好きなことば」として、「事業の進歩発展に最も害をなすものは青年の過失に非ずして老人の跋扈である」「真の競争相手は同業他社ではなく、世の中の変化である」などと紹介されている。

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