• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

シャープ4人で共同経営へ 戴社長の決断は英断か無責任か

 早すぎる“分権”に見えるが……。台湾・鴻海精密工業出身の戴正呉社長のもとで経営再建を進め、今月7日に東証1部復帰を果たしたシャープ。23日、来年1月から戴社長ら4人が共同で経営トップのCEOを務める人事を発表した。現在、戴社長に集中している経営責任を4人で分担する。

「戴社長は1部復帰後、退任して帰国するつもりでしたが、周囲に説得され、中期経営計画の最終年度となる19年度まで残ることにしました。ただ、事業や地域ごとに他のCEOに責任を持たせ、戴社長は口出ししないようです」(業界関係者)

 シャープの復活はめざましい。昨年3月末時点で、資産をすべて売っても借金などの負債が返せない「債務超過」に陥り、8月には東証2部へ降格。その後、鴻海の“救済”のもと、部材の共同調達によるコスト削減など経営再建を進めた。今年3月期連結決算では、本業のもうけを示す営業利益が3年ぶりに黒字になり、来年3月期(予想)も、売り上げ2兆5100億円(前年比22・4%増)、営業利益930億円(同48・9%増)と絶好調。見事な「最短の1部復帰」(兜町関係者)だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事