歴史的会談に歓迎一色 南北会談前夜の現地はお祭りムード
キャッチフレーズは「民族の春」「平和、新しい春」――。各種世論調査で、約6~8割の韓国国民が肯定的に評価している南北首脳会談。「歴史的な日」を迎えた現地は、どんな様子なのか。ソウルを取材した。
世界の注目度は過去2回の南北会談をはるかにしのぐ。
26日、ソウル近郊高陽市の国際展示場にオープンしたメインプレスセンターでは、41カ国・地域の460社のメディアから2850人が24日までに取材登録した。当日の登録も合わせると、3000人を超える見通し。2000年の南北会談では約1000人、07年は約1700人の登録だったから、大幅増だ。
プレスセンターでは「会談はうまくいくだろう」という楽観ムードが広がっている。北朝鮮との国境に近い小学校の「こども記者」がセンターを取材するなど、ほのぼのとしており、政治的な緊迫感は皆無に等しい。