有森隆
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有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

スルガ銀行<下>金融庁の森長官が「モデル銀行」と絶賛

公開日:

 スルガ銀行は岡野家の銀行である。数少なくなった同族経営である。

 ユニークな頭取は3代目の岡野喜一郎。希代のコレクターとして、美術界に大きな足跡を残した。

 喜一郎は戦後、彗星のごとく登場したフランスの天才画家ベルナール・ビュフェに魅せられた。私財をなげうって作品を一点一点買い集め、1973年、世界初のベルナール・ビュフェ美術館を開設した。

 喜一郎の息子で、5代目頭取の岡野光喜もアイデアマンだ。1945年生まれで、慶応義塾大学経済学部卒。85年、創立90周年、新本店落成を機に、岡野家本家の御曹司である光喜が40歳の若さで頭取に就いた。光喜は頭取の肩書を社長に変えた。

 当時は法人貸し付けが全盛の時代だった。スルガ銀行は東に横浜銀行、西に静岡銀行という巨大地銀に挟まれている。生き残るために独自の営業戦略が必要になった。そこで、個人融資に特化するビジネスモデルに大胆に転換した。

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