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森達也氏が危惧 オウム以降の日本社会は「集団化」が加速

 最初の頃は雄弁にしゃべっていたけれど、裁判が進行するにつれて英語交じりの不規則な発言が増え、やがて口を閉ざし、弁護団と意思の疎通ができなくなった。1審判決の時は大小便たれ流し状態だった。最初は「詐病」を疑ったが、その後に関係者などから話を聞き、彼の心神が喪失状態にあったと確信しています。今も麻原は「詐病」だったと断言する人はたくさんいる。でも詐病であるからには動機、理由が必要です。裁判の遅延と死刑逃れですね。結果としてどちらも裏目に出ている。麻原法廷は1審だけで死刑が確定し、2審も3審も行われていません。最後の高橋克也の裁判が終わってすぐに、死刑囚の移送など処刑準備が進み始めた。もし僕が麻原なら、これは逆効果だと考えてとっくに「詐病やめます」って言ってますよ。

  ――執行のタイミングを含め、腑に落ちない人は多いと思う。


 執行や死刑囚の情報を開示しない理由として法務省は、死刑囚の命の尊厳を守るためなどと言ってきた。その法務省が、平成で起きた事件だから平成で終わらせるとのロジックを本気で言っているのなら、とても強い違和感がある。「在庫一掃セール」みたい。罪人とはいえ人の命です。上川法相は会見で「個々の事案で」との理由からほとんど質問に答えなかった。個々の事案であることは当たり前。答えられない理由になっていない。でもメディアはそれ以上の追及をしない。この機会を逃すと自民党総裁選後は新たな内閣だから、新任の法相では処刑できなくなる可能性がある。さらに今年後半から天皇の退位絡みでいろんな式典があり、再来年は東京五輪が開催される。逆算すれば、今しかないという判断だと思います。

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