日本人拘束は進展ナシ…「安倍3選」を阻む北朝鮮の仕掛け
海外発の観光ツアーで北朝鮮に入国した映像クリエーターの日本人男性A氏(39)が現地で拘束されてから1週間あまり。出国予定の13日を過ぎたが、事態に進展は見られない。北朝鮮はA氏を拉致問題を巡って対立する安倍政権への「交渉カード」として利用する公算が大きいが、解放交渉にすんなりと応じるかは不透明だ。金正恩朝鮮労働党委員長の安倍首相に対する不信は根深く、自民党総裁3選を目指す安倍首相を阻む狙いが見え隠れする。
「当初、13日にA氏が解放されるとの情報が流れていましたが、その後は目新しい動きは見られません。北朝鮮は9月9日の建国70周年祝賀行事を控えている。金正恩委員長の業績を強調する国を挙げての大規模な国家イベントで、国力のすべてをそこに集中していると言っていい。北朝鮮は日本人拘束を正式に認めておらず、党機関紙などを通じても言及していません。少なくとも祝賀行事を終えるまで、棚上げするつもりではないか」(日韓事情通)